むらと町を結ぶ地域資源循環ネットワーク支援事業『はちがめエコミミねっと』によって、はちがめプラン事業の、有機性一般廃棄物の資源化、環境保全啓発運動などの活動に対して学術的、政策的、物質的な支援と指導を受け、エコビジネスとして成立する用件を明らかにし、全国的に先駆けたモデル事業として成功させることを目的に共同研究を行っています。
エココミねっと発足式 エココミねっとによる出前授業
堆肥を使った栽培実験に基づく良質な堆肥づくり、堆肥の生産性向上、より高品質なBDF生産などを佐賀大学農学部が全面的にサポート。技術的な指導などによって、堆肥づくりの管理が行き届くようになり、堆肥の品質が向上しました。
はちがめ堆肥施用によるニンジンの成育の違い
(左)被覆区
(中)すき込み区
(右)無施用区
※はちがめ堆肥は、肥料成分に富むことがわかる。その分、減化学肥料での栽培ができる。
※はちがめ堆肥をすき込むより被覆するほうが、形の整った人参ができることが分かった。
はちがめ堆肥マルチ雑草の抑制効果
※はちがめ堆肥を畑にまくと、雑草の発育を抑えることができる。そのため、除草剤を少なくでき、減農薬にできる。
生ごみ堆肥の施用におけるホウレンソウの生育の違い
(A)被覆区
(B)すき込み区
(C)無施用区
小中高校での総合学習、一般市民との環境フォーラム、学習会などに佐賀大学の先生方が参加。伊万里の環境啓発運動の質が高まり、いっそう市民や子どもたちの信頼を得ています。
平成17年(2005)度に佐賀大学のサテライト教室が伊万里はちがめプランの実験プラント内に設置されました。18年3月に教室が完成。現場演習、現場体験学習として利用するほか、生ごみの堆肥化やそれを利用した有機農産物のブランド化と直売所の運営による地産地消の推進を学生参画によって行うプログラムがスタートしました。